沖縄で木造住宅が増加中!RC造からのリフォームが今選ばれる理由とは?

はいたーい🌺
沖縄でリフォームを考えている方の中には
「最近、木造住宅が増えているけど、沖縄で本当に大丈夫?」
と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これまで沖縄では、鉄筋コンクリート(RC)造の住宅が台風やシロアリ対策として主流でした。
しかし今、その常識が大きく変わりつつあります。
実は、沖縄では新築住宅において木造の着工数がRC造を上回るという
“逆転現象”が起きています。
つまり、これまでとは違う住まいの選択が現実的になっているということです。
この記事では、木造住宅の増加傾向の背景や
沖縄で木造リフォームを選ぶメリット・注意点について、実例や数字を交えて詳しく解説します。
今後、木造住宅を検討したい方や、RC造の住まいをどうするか悩んでいる方にとって、判断の参考になるはずです。
目次
沖縄で木造住宅が増加している背景とは?

RC造が常識だった沖縄で、なぜ木造が選ばれるようになったのか
これまで沖縄では、台風や湿気の多い気候に対応できるRC造が圧倒的に支持されてきました。
実際、2023年10月時点で沖縄の戸建て住宅約20万戸のうち
RC造が85%を占めており、木造はわずか8%にすぎません。
つまり、RC造が「当たり前」の存在だったのです。
しかし、その状況は徐々に変化しています。
2011年度にはRC造の着工率が59%、木造は15%でしたが
2019年度には木造が44%、RC造が39%と初めて逆転。
そして、2023年度には木造が49%を占めるまでになりました。
なぜこのような変化が起きたのでしょうか。
その大きな要因のひとつが、建築コストの上昇です。
RC造はコンクリートや鉄筋などの資材費が高騰しており、施工費も時間もかかります。
これに対して木造は、材料費や工期の短縮が可能で、コストを約2〜3割抑えることができるのです。
分譲住宅で加速する木造の普及
また、木造住宅の増加は特に分譲住宅において顕著です。
2011年度には年間32戸にすぎなかった木造分譲住宅は、2023年度には1204戸まで増加しました。
これは、購入層にとって価格や入居までのスピードが重要な要素であることを物語っています。
つまり、「早く」「安く」「快適に」住まいを手に入れたいという需要に、木造住宅がぴったりと合致しているというわけです。
木造住宅リフォームの魅力と注意点を知っておこう

木造住宅のリフォームが選ばれる3つの理由
まず第一に、木造は設計の自由度が高いという利点があります。
たとえば、「間取りを変えたい」
「リビングを広くしたい」といった希望があっても
木造なら構造の制約が少なく柔軟に対応可能です。
次に、気密性や断熱性を高めやすいという点も見逃せません。
宜野湾市の松門さんは、RC造の実家を木造住宅へと建て替えたことで
エアコンの効きが良くなり、周辺の騒音も軽減されたと話しています。
さらに、赤瓦やしっくい壁といった沖縄らしさも取り入れられ、見た目の満足度も高まりました。
加えて、木のぬくもりや自然素材の安心感が、家族の健康や心地よさにもつながります。
シックハウス症候群のリスクを減らすという点でも、木造は有利です。
とはいえ、木造には注意すべき点もある
一方で、沖縄特有の気候は木造にとって試練にもなり得ます。
高温多湿な環境では、シロアリやカビ、腐食などへの対策が欠かせません。
そのため、防蟻処理や通気性の設計が重要になります。
また、台風による強風にも耐えられる構造が必要です。
屋根や外壁の補強、窓の防風対策などを講じることで
RC造と同等の耐久性を確保することが可能です。
つまり、木造にリフォームする際には、施工業者の知識と経験が極めて重要であり
信頼できる業者を選ぶことが成功のカギとなります。
まとめ
●沖縄の住まいに広がる木造の選択肢●
かつてはRC造一択だった沖縄の住宅事情に木造という新たな選択肢がしっかりと根付き始めています。
その背景には、コスト削減や施工期間の短縮、デザインの柔軟性など、生活に寄り添った理由があります。
もちろん、沖縄特有の気候に合った設計やメンテナンスは必要不可欠ですが
しっかりと対策を講じれば、木造住宅でも安心して長く暮らすことができます。
これから住まいをリフォームしようと考えている方は
木造住宅の魅力にもう一度目を向けてみてください。
理想の住まいは、意外と木の温もりの中にあるかもしれません。
お時間を割いてお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の記事もお読みいただけると嬉しいです☆
あんしぇーやー🌺