キッチン・台所リフォームで後悔しないために|動線・収納・高さ・レイアウトの基本とは?
はいたーい🌺

毎日使う場所だからこそ、キッチン・台所のリフォームは「失敗したくない」と誰もが思うものです。
しかし、見た目や流行に気を取られすぎると、いざ暮らし始めてから「思っていたのと違った」「使いづらい」といった後悔につながることもあります。
そこで今回は、キッチン・台所リフォームで失敗しないための基本ポイントを、プロの視点からわかりやすく解説します。
目次
1. キッチンのレイアウトは「動線ファースト」で選ぶ
まず重要なのが、キッチンのレイアウト選びです。
I型・L型・U型・アイランド型など、選択肢は多いものの
何より大切なのは「料理・配膳・片付けの動線」がスムーズになること。
たとえば、I型はコンパクトで掃除もしやすい一方
L型やU型は複数人での作業がしやすく、作業効率が高まります。
さらに、アイランド型は開放感があり、家族とのコミュニケーションも取りやすいレイアウトです。
とはいえ、どれを選ぶかは「家族構成」「LDKの広さ」「生活スタイル」によってベストが異なります。
そのため、単に見た目だけで決めるのではなく、毎日の暮らしをイメージしながら選ぶことが大切です。
2. 収納は「量より配置」で後悔しない工夫を
キッチン収納では、「たくさんあれば便利」と思いがちですが
実際には「どこに、何を、どのように収納するか」が重要です。
たとえば、よくある失敗としては、
上部の吊り戸棚が高すぎて使いづらい
奥行きのある収納に物が埋もれて取り出せない
よく使う調味料が調理スペースから遠い
といったケースが挙げられます。
そこでポイントになるのが、
「よく使う物は手の届く位置に」「使用頻度に応じて収納の高さを変える」ことです。
また、引き出し収納を活用すれば、中が見やすく整理整頓もスムーズに。
結果的に「片付けやすく、散らからないキッチン」が実現できます。
3. キッチンの高さは「たかが数cm、されど数cm」
意外と見落としがちなのが、キッチンのワークトップ(天板)の高さです。
実は、高さが合っていないと、料理中の腰痛や肩こりの原因になることも。
目安としては、「身長÷2+5cm」
たとえば、身長160cmの方なら、おおよそ85cmが理想的です。
とはいえ、体格や調理スタイルによって快適な高さは微妙に異なります。
そのため、ショールームで実際に立って調理姿勢を確認しておくことが、失敗を防ぐコツです。
4. コンセントの数と配置で使い勝手が変わる
どんなに美しいキッチンでも、家電の使い勝手が悪ければストレスの原因になります。
実は、リフォームで「コンセントの数や位置が足りなかった」と後悔する方は少なくありません。
トースター・炊飯器・電子レンジ・電気ケトル・ハンドミキサー…。
毎日使う調理家電は想像以上に多く、必要な数と配置を事前に見積もることが重要です。
また、キッチンカウンターや背面収納に家電を置く予定があるなら、
そこに合わせて専用コンセントを配置することも忘れずに。
食洗機やIHクッキングヒーターなど、専用回路が必要な家電にも注意が必要です。
5. 照明にもひと工夫を。安全性と作業効率がアップ
最後に見落としやすいのがキッチンの照明計画です。
「手元が暗くて包丁作業が怖い」「影になって見えづらい」といった失敗は避けたいもの。
そこで、ダウンライト+手元灯(棚下照明)の併用がおすすめです。

特に、昼白色のLED照明を選ぶと、手元が自然な明るさで見やすく、作業効率も安全性も高まります。
まとめ
使う人に合った「設計こそが最高のリフォーム」
キッチン・台所のリフォームは、「美しさ」「最新設備」だけでは成功とは言えません。
本当に満足できるリフォームとは、毎日の料理がラクに楽しくなる、暮らしに寄り添った設計であること。
だからこそ、レイアウトや収納、高さ、配線、照明といった要素一つひとつを丁寧に計画することが何より大切です。
そして、可能であればリフォーム前にショールームで実際に体験することをおすすめします。
ほんの数センチの違いや、ちょっとした配置の工夫で、キッチンの快適さは大きく変わります。
後悔しないキッチンリフォームを実現するために、
まずは「自分と家族の暮らしに本当に必要なこと」を見つめ直してみましょう。
お時間を割いてお読みいただき、ありがとうございました。
詳しくはニッシンあっとリフォーム公式YouTubeチャンネルでも解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
また次回の記事もお読みいただけると嬉しいです☆
あんしぇーやー🌺